オレとコイツとアイツ
ジロっと星羅を睨む。
しかし星羅は全然怖がる様子もない。
「あのさ、大河くん明日ヒマ?デートがある?」
オレの睨みに平気な女は星羅くらいだろうな。
「?別に何もないけど…」
「じゃあさ、放課後買い物に付き合ってくんない?!」
「……あぁ。いいよ。」
とくにメグと約束しているわけでもないし、いいか。
「じゃあ、そろそろ私も帰る。また明日ね♪」
「おう。…プレゼントありがとな!」
オレがそう声をかけると、星羅がニッコリ微笑んだ。
「うん!!おやすみ!」
バタバタと階段を下りて行った星羅。
オレの部屋が一気にしーんっと静まり返る。
ドクン―…
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