オレとコイツとアイツ

毎日部活が終わると公園で和樹とサッカーやバスケの練習をした。


そしてだいたいオレたちが公園にいる時間を見計らって星羅が犬の散歩で公園に訪れる。


犬と一緒にオレらのボール拾いをしたり、応援をしてくれたりした。


ボール拾いなんてみんな嫌がるものなのに、何が面白いのか星羅はいつも楽しそうに、犬と競争しながらキャッキャッと笑ってボールを拾ってくれた。



当然毎日帰りが遅くなり、当時小学生だった星羅を送って行くたびに、オレたち3人は星羅の親に叱られた。


それでもオレたちは毎日楽しく遊んでいた。




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