愛*Scream＊幼馴染みと甘々ラブ＊

「そうだよ。光樹、前田さんが気になるんでしょ？」



はぁ？
何でここにあの忌まわしいぶりっこ女の名前が出てくるんだ？



「あはは、きっと両思いだよ。前田さんが光樹を見る目ってキラキ…
「ちょっと待て！何で俺が前田に気があるってなってんの？」


「それは…。」


「それは何？意味分かんないんですけど。」



そう俺が言うと俯いた菜美。
やばい、言い過ぎたかも。



「……たから。」


「は？なんて？」


「光樹があんなに優しい目を前田さんに向けたから！
前田さんが腕を絡めてきても外そうとしないし…。
光樹の隣はずっと私だったのに！私の居場所だったのにぃ…。」



一気に叫んでだんだん小さくしぼんでいった菜美の声。
最後は泣きながらになっていた。



…これって、自惚れていいんすかね？