未来のない優しさ
「で…。
春井には大和に行ってもらう事になった。
川原は今の部署で課長に昇格だ」
淡々と話す部長の本意はわからないけれど、とにかく私にとって大きなチャンスが消えてしまった。
「…決定事項ですか?」
「ああ。昨日のトラブル対応の後専務に呼ばれて決まったよ。
幅広くシステムの内容を知ってる大和か川原を本社に置いておけ…ってな」
部長は、私がどれだけ春井の仕事を頑張っていたのかを知ってるはずで、この先も長くこの会社で働きやすいように実績とポジションを作る為に、プロジェクト参加を勧めてくれていた…。
それなのに、今更撤回されても…本社で課長だって言われても…。
春井には大和に行ってもらう事になった。
川原は今の部署で課長に昇格だ」
淡々と話す部長の本意はわからないけれど、とにかく私にとって大きなチャンスが消えてしまった。
「…決定事項ですか?」
「ああ。昨日のトラブル対応の後専務に呼ばれて決まったよ。
幅広くシステムの内容を知ってる大和か川原を本社に置いておけ…ってな」
部長は、私がどれだけ春井の仕事を頑張っていたのかを知ってるはずで、この先も長くこの会社で働きやすいように実績とポジションを作る為に、プロジェクト参加を勧めてくれていた…。
それなのに、今更撤回されても…本社で課長だって言われても…。