未来のない優しさ
葵ちゃんの双子のお兄さんの透君が、最近設計の大きな賞をとった事も重なって、マスコミを賑わせている。
「葵が、川原さんにも披露宴に来て欲しいって言ってるんだけど…」
一瞬躊躇しながら受け取った招待状。
表には確かに
『川原 柚 様 』
と綺麗に書かれている。
私を気にかけてくれたんだね…。
悲しい記憶を思い出すに違いないお互いの存在なのに…。
嬉しい…。
でも。
「私は行かない方がいいと思うんです」
ゆっくりと、招待状も返そうとしたけれど。
何故か笑いながら、受け取ってくれない相模さん。
「…葵の予想通りの返事だな」
くくっと笑う声と優しい瞳…。
あぁ…葵ちゃんの事、本当に愛してるんだなと。
嬉しくなった。
「葵が、川原さんにも披露宴に来て欲しいって言ってるんだけど…」
一瞬躊躇しながら受け取った招待状。
表には確かに
『川原 柚 様 』
と綺麗に書かれている。
私を気にかけてくれたんだね…。
悲しい記憶を思い出すに違いないお互いの存在なのに…。
嬉しい…。
でも。
「私は行かない方がいいと思うんです」
ゆっくりと、招待状も返そうとしたけれど。
何故か笑いながら、受け取ってくれない相模さん。
「…葵の予想通りの返事だな」
くくっと笑う声と優しい瞳…。
あぁ…葵ちゃんの事、本当に愛してるんだなと。
嬉しくなった。