そばにいたい……あの日に戻ってあなたのそばに。
吸っていたたばこを消して車の窓から外を見つめていた、靴の音を気付かないふりをしていたのだ。
そして急に夜風が車内に入ってきた。
『……』
マキコは無言で助手席に座り、ただボォーっと前を見つめていた。
俺は何も言わずに車を走らせはじめた。
どれくらいだろうかお互い無言のままで時間は過ぎる一方だ。
『なんか食う?』
俺はなぜかそんな事を聞いたのだ
『‥‥』
マキコは喋らずに首を横に振るだけで、前をむいていた顔は下を向き涙を流しそうな気配なんだと俺は感じたのだ。
『なんて言っていいのかわからないけど…俺マキコの事大好きだよ』
『……』
また声を出さなかったが、今度は首を縦に振った。
『おいで』
俺は腕をマキコの後ろに回し言ったのだ
そっとマキコは体を俺にあずけてきた。
信号が赤に変わり車が止まり
『ごめんな』
そう言ってキスをした。
『大好き』
聞こえないくらい小さな声で涙を瞳にためたマキコは言ってくれた。
また一つの喧嘩がここで終わった。何度も同じ事を繰り返していたのに学べなかったあの頃…いなくなってしまうなんて危機感を感じる事を知らなかったのだ。
そして急に夜風が車内に入ってきた。
『……』
マキコは無言で助手席に座り、ただボォーっと前を見つめていた。
俺は何も言わずに車を走らせはじめた。
どれくらいだろうかお互い無言のままで時間は過ぎる一方だ。
『なんか食う?』
俺はなぜかそんな事を聞いたのだ
『‥‥』
マキコは喋らずに首を横に振るだけで、前をむいていた顔は下を向き涙を流しそうな気配なんだと俺は感じたのだ。
『なんて言っていいのかわからないけど…俺マキコの事大好きだよ』
『……』
また声を出さなかったが、今度は首を縦に振った。
『おいで』
俺は腕をマキコの後ろに回し言ったのだ
そっとマキコは体を俺にあずけてきた。
信号が赤に変わり車が止まり
『ごめんな』
そう言ってキスをした。
『大好き』
聞こえないくらい小さな声で涙を瞳にためたマキコは言ってくれた。
また一つの喧嘩がここで終わった。何度も同じ事を繰り返していたのに学べなかったあの頃…いなくなってしまうなんて危機感を感じる事を知らなかったのだ。