そばにいたい……あの日に戻ってあなたのそばに。

最初の頃の幸せを人は日々が過ぎるにつれ薄れていく、常に何かを求めて目の前の常にある物を見ようとしないのだ。

手の届かない場所に行くとなぜかまた触れたくなる、だけどその時はすでに遅いんだ

幸せは後になって気付き今は求める事を忘れただ目の前の存在を触れてるだけで良いと感じる事が、一番大切な事だと思う。

わかってるようでわからない…だから怯え前に行こうとしない、だけどなんで繰り返すのか……やっぱり人は恋をするからだ。

もちろん俺もその一人だ。

仲直りした俺達は引き続きドライブをしている

『もう悲しませないからな』

『うん。でもその台詞何回目？』

『あれ？そんなに言ってる？』

『言ってるよ、まったくタクヤは口だけなんだから』

『はいすいません』

『いいよ』

『ありがとう』

『だって好きだもん』

『うひょーありがとうな』

笑い混じりに会話が弾んだ。

そして最後にマキコの家の前に着き

『マキコ』

キスをした

笑いながら下むいて

『もう一回』

マキコが照れながらキスをしてきた。

『じゃねバイバイ』

俺はマキコを最後まで見送り車を走らせた。