loveletter
こんな生活をしてから一週間。
もう完全なる不登校児だ。
流石にママも呆れきっていた。
「麗ちゃんもうダメよ。何か理由があるなら言いなさい。」
言えるわけがない。
「分かってる。でももうちょっとだけ待って...今日は休む。」
何も言わず出ていった。
―ガチャ
「はぁ」
またため息。
ため息つきたいのはあたしの方だよ...
大声で泣きたいよ...?
自分でももうキツいのは分かってた。
でも勇気がでなかった。
いつかパパが言ってた。
『逃げたって何も始まらないんだよ。』
それでもあたしは逃げている。
いっそ全てから逃げようか・・・
いや、あたしは死ぬ事さえできなかった。
手紙の事や奴らの事、孤独感、偽造した自分全てのことを考えると
生きてるのが辛かった。
ふと携帯電話が視界にうつる。
恐る恐る開とさほどメールるは増えていなかった。
―メール17件受信―
一番上のメールを開く。
『月曜日朝屋上。リュウ』
リュウ・・・?龍ってあの・・・
不良男か?!
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