loveletter
すっかり変わった私と顔をあわすとママは凄く驚いていた。
「麗ちゃん・・・急にどうしたの?!」
「んー・・イメチェン?笑
そんな事よりごはん食べよ?」
「そ.そうね!」
久しぶりの楽しい食事だった。
あたしにとっては最後の晩餐だから良かった。
そんな事とも知らずママは満面の笑みだ。
「月曜日は学校行くから!」
そう言うと微笑んでくれた。
こんな幸せが続けばいいのに.
そんな事を思う自分が嫌だった。
月曜日の朝
決心を決めたあたしはママがくる前にもう起きていた。
「麗ちゃん!起きて・・・て珍しくおきてるわね。」
と微笑み一階に降りた。
真っ黒い髪をストレートにしナチュラルな化粧をしてスカートを短くする。
鏡の中にはいつもと違う自分がいた。
それがなんだか新鮮だった。
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