loveletter



すっかり変わった私と顔をあわすとママは凄く驚いていた。


「麗ちゃん・・・急にどうしたの?!」

「んー・・イメチェン?笑
そんな事よりごはん食べよ?」

「そ.そうね!」



久しぶりの楽しい食事だった。
あたしにとっては最後の晩餐だから良かった。


そんな事とも知らずママは満面の笑みだ。



「月曜日は学校行くから!」


そう言うと微笑んでくれた。



こんな幸せが続けばいいのに.
そんな事を思う自分が嫌だった。


月曜日の朝


決心を決めたあたしはママがくる前にもう起きていた。


「麗ちゃん!起きて・・・て珍しくおきてるわね。」

と微笑み一階に降りた。


真っ黒い髪をストレートにしナチュラルな化粧をしてスカートを短くする。


鏡の中にはいつもと違う自分がいた。
それがなんだか新鮮だった。




_
< 12 / 21 >

この作品をシェア

pagetop