loveletter



「ヤダっ!がち無理無理!」


冷たい空気が張り詰める


わざとらしくみんな嫌な顔をする。あー・・この空気ヤダ。



「わ、わかったって!やるから!そのかわり手紙でもい?・・・」


「全然オッケー!」

はぁ・・・最悪としか言えない



あたしが手紙を書き始めるとみんな楽しそうに笑う。


こいつら最低だ。
人の不幸は甘い密とはまさにこいつらの事だ。


『好きです。』


・・・・「それだけえ?!」


一斉に反応する。
あたしは小さく頷く。


「まあいーや。じゃあ行こ?」




厄介な事が一番嫌いなあたしがなんでよりによって安達なの?!


下手したら殺されるかもしれない。



「龍ーっ!麗花が渡したいもんがあるって〜!」


前に押し出される私。


「じゃあうちらはここで!後で報告しろよっ」

「ちょっみんな待ってよ!」


二人きりになり沈黙が続く

思い切りガン飛ばしてきた龍。


一気に体が固まった。



―10秒はたっただろうか




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