loveletter



携帯を開くのが怖かったからとりあえず寝た。

ご飯食べて寝ては起きる。


まさに食っちゃ寝状態だ。


ママは昼必ず仕事に行く。
パパが出て行ってから毎日だ。


私がこんな性格になったのもパパが出て行ってから。


『中学ん時が一番幸せだったな。』

中学の時は部活少女で心の底から笑っていたし家庭も幸せだった。

パパが出て行った高1。私は荒れ始め奴らと連むようになったんだ・・・



そんな事をぼーっと考えているとまた夜が明けた。


いつも通りママの足音が聞こえてとっさに寝たふりをする。


「麗ちゃん?今日はもう大丈夫よね!」

学校へ行け私にはそう聞こえた。


「うーん..だるい」

またけだるそうに言う。


「仕方ないわね..大事をとって休みましょうか。」


「うん。」



―ガチャ


「はぁ・・」
ドア越しにママのため息が聞こえる。


申し訳ないという気持ちなのか罪悪感でモヤモヤした。




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