魔王伝
『では、ソフィア様。お勉強頑張って下さい』
リッチはそう告げて、マボじぃの部屋を出て行った。
『さあさあ、ソフィア様。勉強をしましょうか…こちらへ』
マボじぃは6本の手を靡かせながら奥の部屋へと向かった。
ソフィアは渋々マボじぃの後をついて歩き、奥の部屋へ向かった。
奥の部屋にはたくさん本が詰まった本棚に囲まれて、椅子2脚と本が積まれた丸テーブルがあった。
『さあ、そちらへお座り下さい』
マボじぃは椅子に座り、丸テーブルの上の本を床の上にどかした。
『よっと!!』
ソフィアは椅子に飛び乗って座った。