*キミに依存症*〜わたしの幼なじみ王子さま〜
キョンちゃんの胸に、顔を沈めながらわたしたちは、そのまま抱き合っていた。




「あのさ。
中、入れば?

今、俺以外、いないし・・・・・・」





姿は見えないけれど
朗慈の声が、後ろから言った。





「・・・・・・」



「・・・・・・」



「・・・・・・え?」




変な沈黙があって、わたしはキョンちゃんの顔を見上げた。




険しい目つき。





朗慈の方・・・・・・





みてるの?







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