*キミに依存症*〜わたしの幼なじみ王子さま〜
自然とキョンちゃんの手がゆるんで、


つないでいた手が、ほどけた。




わたしは、迷わず、朗慈に飛びつく。




――ガバッ!





「朗慈ぃ・・・・・・・っ!!」





嬉しいよ!




嬉しい・・・・・・!!





「キョンちゃん!

聞いた?!

今、朗慈が、わたしのこと。
俺のだって、言ったよぉ?」




うれし泣き寸前のわたし。





キョンちゃんは、にっこり笑った。







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