*キミに依存症*〜わたしの幼なじみ王子さま〜
ぱたん。




キョンちゃんが、ドアを出て行った。




まだ、わたしは、べったりと朗慈にひっついたまま。





「ねぇ?俺のって、どういう、意味?」





ドキドキしながら、わたしは聞いた。





「絶対、言わない!」





不機嫌そうに、朗慈は答えた。





ぶぅ。





なによぉ・・・・・・・!






「里亜、キョンさんの見送りしなくていいわけ?」





朗慈が、冷静に言った。





「する!」




今頃、はっとして、わたしは朗慈からはなれた。




すぐに、キョンちゃんを追いかける。







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