*キミに依存症*〜わたしの幼なじみ王子さま〜
す、き・・・・・・?




わたしは、みるみる



青ざめていく。




キョンちゃんは、
自分の短いショートヘアを、
片手で無造作にかきあげた。




これから、言おうとしている言葉を探しているみたい・・・・・・



「前から言ってるじゃん
里亜が、こんな風につれてかれるの、あたし・・・・・・!

見ていたくない!」



キョンちゃんは、髪をかきあげた手を腰に当てて、いつもみたいにハキハキと言った。




あ、なんだぁ。




わたしの考えすぎ!




「うん!
ありがと、キョンちゃん・・・・・・大好き」



わたしが、また




笑顔を取り戻しつつ



キョンちゃんに、声をかける。





「・・・・・・好き、とか・・・・・・」





キョンちゃんが、
ふいっと顔をそらしながら、ちっちゃな声で言った。







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