＊キミに依存症＊〜わたしの幼なじみ王子さま〜

「なぁに？ キョンちゃ･･････」




わたしは、背の高いキョンちゃんを下から顔をのぞき込もうとしながら･･････

聞こうとした。




キョンちゃんは、
意を決したように、わたしを見て言った。




「簡単に言わないで！」





キョンちゃんは、ちょっと

怒った顔をしてる。




キョンちゃん



機嫌悪い･･････？




「え？ でも、いつも言ってる･･････よ？」




キョンちゃん



いつもとちがう。




いつも怒るけど、

こんなに、切羽詰まった感じじゃない。





「･･････ちがう」





キョンちゃんは、下唇を軽くかんで言った。





なにを言おうか


考えてるのかな？








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