*キミに依存症*〜わたしの幼なじみ王子さま〜

「里亜、また、さっき
なに話しされてたんだよ?

どうせ、一年坊主にくっつきまわるなって、言われたんだろ?

三年生だろ?あれ・・・・・・」




朗慈が、不機嫌そうに言う。




あ・・・・・・




もしかして、心配させちゃったから?




だけど、キョンちゃんはちがって?




いや!




もう、意味わからないよ!




「いつものことだもん!」





わたしは、なげやりな感じで開き直った。





「はあー・・・・・・いつもなわけ?」




朗慈は、深くため息をつきながら聞く。




わたしを突き抜くような青い瞳。




その青さに、なにもかも吸い込まれてしまえればいいのに・・・・・・




難しいことも、朗慈の青さに溶けてしまえばいい。





とくん・・・・・・




朗慈がわたしを見続ける。




どんなときだって・・・・・・








_
< 67 / 138 >

この作品をシェア

pagetop