*キミに依存症*〜わたしの幼なじみ王子さま〜

「里亜の、そばにいるってなに?」





朗慈が、手をつないだまま



わたしの顔を見ずに聞いた。





「好きな人がいるなんて、やだ・・・・・・!
里亜のことぉ、すきになってぇー・・・・・っく」





しゃくりまじりに、わたしは言った。





朗慈のそばに、いられないのも・・・・・・





朗慈のそばに、わたしがいないのも・・・・・・




考えられないよ!







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