しあわせ
~第一章


あたし、長田 瞳は
ただ今中学1年生だ。
学校も部活も充実し
楽しい毎日を送っている。
でもあたしはみんなに
ある秘密があった。
裏の本当のあたし―

今は5月。
「奈緒のクラス微妙~…
瞳のクラスどうっ?」
奈緒とはあたしの親友で
もう7年の付き合い。
「あたしは楽しい…かな!
みんな良い子だしねぇ」
「由梨のクラスは~?」
「うーんまあまあかなっ」
由梨とは最近仲良くなった。
皆、同じ小学校だったが
その時は普通の友達。
中学に入ってあたし達は
仲良くなり部活も同じで
毎日の様に一緒だった。
「この学校って何か
カッコ良い人少なくない!?」
「本当だよね!最悪~」
奈緒と由梨は中学生で
彼氏が欲しいらしい。
でももうあたしは…

“葉山 浩”
あたしよりも3つ上。

あたし達の出会いは
友達同士で遊んだ事が
会うきっかけとなった。
あたし達は結構ながら
気が合って、好きな
アーティストや色々な
話題で盛り上がった。
メルアドの交換もし、
その時はそれで帰った

“4月2日”
「俺、瞳が好きだよ…
付き合ってくれね?」
そう浩にあっさり言われ
戸惑いながらも返事をし
あたし達は付き合う事
になった。

浩は高校でバスケ部に
入っていて、なかなか
会えない日が続いた。

少ない中でも会える日
があると朝から夜まで
遊びもうけた。
「嫌な思いさせてんな…
でも俺、会えない時も
いつも瞳の事思ってる
本当に大好きだから…」
そう頬を赤めながら
照れくさそうにいう浩が
可愛くて仕方がない。
「もう可愛いよ、浩っ」
そう言うと浩はいつも
「恥ずかしい事言うな」
また照れながらいう浩が
本当に可愛かった。

「瞳もさ~彼氏欲しい
って思ったりしない?」
そう、あたしはこの事を
内緒にしていた。
冷やかされるのが嫌で
そこまで言っていない。
「彼氏か~…でも
いたら幸せかもね!!」
「やっぱ?そうだよねっ
あ~本当に欲しいなあ」
隠している事に対して
全く罪悪感がになんて
事はぜんぜんなくて…
でもやっぱり言えない。
そんな日がつづいた―
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