極道少女はメガネちゃん!?
「愛理?来月の土曜日に正式に跡取りとして皆の前にたってもらうから。」

さっき帰ってきた私にお父さんが言った。


「え、早くない?だって私、まだ高校も卒業してないじゃない!!」
「愛理にはなるべく早く組の仕事に慣れてほしいからね。」
「あ、うん…。」


私があんまり乗り気じゃないのは、勝浦組一家に加え他の組の人たち。
そして私たち組をまとめているかなりすごい人にも挨拶をしなきゃいけない。
私、最年少なんだ。
何かまた野次飛ばされるんだ。
勝浦家の跡取りが女の子だからって批判されたりもした。
だから勝浦家にふさわしい人間になろうと思った。


お父さんにも勝浦家にも迷惑にはなりたくない。


その日から私は強くなろうって決めたんだ。
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