極道少女はメガネちゃん!?

私の日常

やっと、家に帰ってこれた。

家はやっぱりデカイ。どっちかというと木造建ての和風な家。
小さい時から、家に友達を連れてきたことなんかなかった。

「ただいまー」
「おかえりなさい。お嬢!」

家にいる手下の人達が私をいつも出迎えてくれる。
だけど、すごい野太い声だから初めて聞いた人はすごくビビるだろうなあー。

「おかえりなさいませ。お嬢。」

お父さんの一番の子分の後藤さんが最後に出迎えてくれるのだ。

顔のいかついオッサン達に囲まれた私。
女の人はお母さんただ1人しかいない。
でもお母さんも強烈な人なのだ。
30人のヤクザ軍団を1人で倒したらしいのだ。
でも、お母さんは海外で仕事を始めたからほとんど家にいない。

「あれっ、お父さんは?」
「組長は、ただいま北海道に出張です。」
「そう。」

お父さんも出張が多い。
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