THREEプリンセス
「くそっ……なんで…」


ユーシスはあたしの
姿を見て悔しそうに
あたしを見る





あたしはもう
体の半分が
消えかけていた





「消えないでくれ…
俺は……ジュリアを
愛してる…」




ユーシスはあたしに
くちづけた






あたしはユーシスを
優しく見つめた






「ユーシス…ありがとう
でも…あなたは前に
進んで?
あたしはいつだって
あなたの傍にいる
見守ってるから…」




そう言ってジュリアは
涙を流し空気になった










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