THREEプリンセス
「僕が気付いている」




聞き覚えのある声



あたしがどこにいても
あなたが見つけてくれる






「アイカ……………」






見つけてくれてありがとう


でも………
あなたに知られたく
なかった……





「どうして……一人で
記憶戻ってた?」







アイカはあたしを
強く抱きしめた






震えた手で……








「もう…失いたくない
それが1番恐い…」







アイカ………







あたしはまた…





この人を悲しませる
ところだった…









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