I MISS YOU


何をしても雪の事を考えていた

雪の笑顔
柔らかい髪
甘い香り

思い出すだけで胸が締め付けられる




「おい!」


「おい、凌!!」



はっとし振り返った

後ろには友達の尚がいた


凌>>>
「わり‥考え事してて」

尚>>>
「あ〜いいよ
お前このところ変だぞ

なんかあったのか?」


コイツは昔からそうだった

俺の異変にいち早く気づき
心配してくれる人間だ


凌>>>
「ま〜‥な」

尚>>>
「雪ちゃんか‥?」


凌>>>
「さすがだな、尚!笑

雪が消えたよ‥
もうあわないって言われたんだ

でも俺納得いかなくて
どうしようもないくらい好きなんだよな‥」


尚>>>
「さがせよ…

そこまで好きならさがせよ
待ってたって来ないぜ

俺も力かすから」



尚の力強い目を見て泣いてしまった

どうしたらいいか分からなかった


あの日、雪の迷いのない目が
さがす事をためらわせていた



雪、ごめんな

俺お前がやっぱり好きだから
お前にもう一度あいたいからさがすよ





あったらまた笑ってくれますか?
< 39 / 41 >

この作品をシェア

pagetop