赤い糸

3

「西島ッ!!!」


そして無意識のうちに名前まで呼んでいた。




「うわッ!びっくりしたぁ…どうした?」


そう言われてはっとした。


私何やってるんだろう…






「えっと…あのね…」


うわぁ…どうしよう…



「なに??」


もう気持ち伝えるしかない!!!



「あのね!私、西島に言いたいことがあるの。」


誰もいない2階の廊下は


ものすごく静かで


私の声しか聞こえない。



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