赤い糸
「もう~優ちゃん最悪~」

嘘・・・

そんなこと思ってない。


なんかね、素直になれないの。


なんでだろうね…




「最悪じゃないし、で、どこがわかんないの??」


優ちゃんはそう言って話を切り替えた。


もう…




「ここの問題~」


「あ~、俺もやったことある問題だ!!」


そう言って優ちゃんは分からない問題を教えてくれた。




そんな日がほぼ毎日続いた。



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