赤い糸
「懐かしいなぁ~…」

優ちゃんはそう言って私と一緒に


公園の中に入った。




「ベンチに座る??」


「そうだね!」


そう言ってベンチに座った。


ベンチはすこしだけ古びていた。




ベンチに座っていても


私たちは手を繋いだまま。




「今日は入試お疲れ様!」


「優ちゃんもお疲れ様!」


「高校…受かってるといいな。」


「そうだね。」



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