赤い糸
「……ふぇ?!」


声をかけてきたのは優ちゃんだった。




「ふぇって…どんだけまぬけな声出してんだよ?バカか?」



「バカって言わないでよー!優ちゃんよりバカじゃないし!」


優ちゃんよりバカじゃない…はず…


たぶんね。





「俺バカじゃねーし☆」


そう言って私のおでこにデコピンしてきた。


痛いかと思ったら軽くだったからあんまり痛くなかった。




「ちょっとぉー!デコピンしないでよ!」


「あははははッ!お前の反応ウケるんですけどー!」




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