赤い糸
「ただいま~…」

学校が終わり、家に帰って私はいつも通りソファーにダイブ。




「渚!着替えなさい!制服しわになるわよ~」

お母さんが私に注意する。



「だって~疲れたもん!隣の席の男子がウザくてさ~…」


「へ~どんな子?」


「平野優っていう人なんだけどさ~」

私がそう言った瞬間、お母さんの手が止まった。




「平野…優??」


「え?そうだけど??」


「本当に?!本当に?!本当に~?!」


お母さんがものすごく興奮している。


なぜ??





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