赤い糸
「あーつーいーッ!!!!!」


「優ちゃんうるさい~静かにしてよ~」


「そんなこと言いながらお前も暑いって言ってんじゃねーかよ~」


体育大会が始まって3時間が経った。


私たち3年生は何も出る競技がない。


出るとしても午後。


はぁ…それにしても本当に暑い。




「お前、大丈夫か?顔、めっちゃ赤いよ??」


「そう?大丈夫です☆」


「剛のこと見すぎじゃねーの~?」


み…見すぎてないし!!


てかそんなに見てない!



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