この恋だけ、
『勉強なんて、頑張ってないよ。みんなと同じくらいだよ?』
私は、ニッコリ笑った。
いつもの、嘘の笑顔。
笑顔なら自信がある。心からの笑顔より嘘の笑顔の方が。
『あなたは、いい子じゃない。人一倍努力して、学級委員とかもやって。』
世渡り上手なだけだよ。
勘違いしないで。
『学級委員は、みんながやらないからやっただけだよ。ねぇ、いつまで入院するの?』
私の質問に、
お母さんの表情が曇る。
『…しばらく。ほら、色々検査とかしておいたいた方がいいじゃない?この機会に。』
ね?っと付け足して、またぎこちない笑顔。
具体的な日にちを聞いたのに…。もしかして、死ぬまでココにいるの?
『わかった。お母さん帰っていいよ?だってお父さんの夕飯とか、作らなきゃいけないでしょ。』
『そうね。じゃあ着替えはそのバッグに入ってるから。』
指をさされた方を向くと、修学旅行に持っていったバッグがあった。
…どんだけ荷物あるの。
この量だと何ヵ月もココから出られないかな。
『うん、ありがと。』
じゃあね、と言って、お母さんは帰って行った。
私は、ニッコリ笑った。
いつもの、嘘の笑顔。
笑顔なら自信がある。心からの笑顔より嘘の笑顔の方が。
『あなたは、いい子じゃない。人一倍努力して、学級委員とかもやって。』
世渡り上手なだけだよ。
勘違いしないで。
『学級委員は、みんながやらないからやっただけだよ。ねぇ、いつまで入院するの?』
私の質問に、
お母さんの表情が曇る。
『…しばらく。ほら、色々検査とかしておいたいた方がいいじゃない?この機会に。』
ね?っと付け足して、またぎこちない笑顔。
具体的な日にちを聞いたのに…。もしかして、死ぬまでココにいるの?
『わかった。お母さん帰っていいよ?だってお父さんの夕飯とか、作らなきゃいけないでしょ。』
『そうね。じゃあ着替えはそのバッグに入ってるから。』
指をさされた方を向くと、修学旅行に持っていったバッグがあった。
…どんだけ荷物あるの。
この量だと何ヵ月もココから出られないかな。
『うん、ありがと。』
じゃあね、と言って、お母さんは帰って行った。