僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
重い荷物をぶら下げながら私たちは店へと向かった。
最低ですね……。
女の子と可愛い男の子に持たせるなんて……。
荷物を持ってない二人は前で楽しそうに歩いている。
「あれ?天宮!?」
久々に苗字で呼ばれた!
振り返ると、そこには何週間ぶりかのクラスメート、西野くんがいた。
「西野くん!どうして!?」
私がそう言うと、三人の動きがピシャッと止まった。
「俺はこの近くの高校でサッカーの合宿!一週間くらいこっちにいるんだ」
西野くんは相変わらずの爽やかな笑顔で言った。
爽やかすぎます……!
ま、眩しい!
「夏休みも部活なんてすごいですねぇ」
「でも、サッカー好きだから」
うはっ……!相変わらず素晴らしい人です!