僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?



『唯って、周りの男子のこと“男”としてみてないよね?好きな人もいないし……』



「だってぇ~」



“好き”ってまだよくわかんないんだもん。



中学の時、告白されて1度付き合ったことがあるけど、最後までその人のことを好きと思えなかった。



“好き”ってなに?



どんな感情?



『まぁ、私は唯に彼氏ができるのを気なが~に待ちますよ!』



「そりゃどうもです」



『西野くんとは中途半端な気持ちなら付き合わない方がいいと思うよ?お互いのためにも』



「……うん、そだね。断ったあとも友達でいてくれるかなぁ?」



『ん、だいじょーぶっ!』


「ありがと、早苗」



早苗の『大丈夫』はなんだか落ち着く……不思議とホントに大丈夫な気がする。







< 126 / 239 >

この作品をシェア

pagetop