僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
今日も朝からみなさんにぎやかですねぇ……。
なんて、私はボケーっと眺めてたら
「唯ちゃん、なんかあったら俺いつでも相談に乗るから」
直人くんが優しく私だけに聞こえるように言った。
直人くん……
「直人くん……ねぇ?」
「なんだぁ?その怪しい目は!俺だってちゃんと相談に乗れるぞ?」
「ふふっ、ありがとうございます。」
ありがとう、直人くん。
その言葉だけで嬉しいよ。気分が少しだけ楽になった。
「あれ?祥太郎は?」
いっくんが言った。
そう言えば、まだ祥太郎くんの姿が見えない。
「まだ寝てるんじゃない?」
「低血圧だもんねぇ~」
「でも、いつもならもう起きてるぞ?」
どうしたんでしょう……?
「私、見てきましょうか?」
「あぁ、頼む」
私は祥太郎くんを起こしに祥太郎くんの部屋へと向かった。