僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
◇過 去
【過 去】
「あぁっ!歩くんっ!……だ、だめですよ!」
「へ~き、へ~き!ちょっとだけだから」
「また、そんなことして、祥太郎に怒られてもしらないぞぉ」
「ん?連帯責任。」
「俺らを巻き込むなぁ!」
「あ……っ!そんなに!」
「これくらい、刺激をあたえないと~」
「だ、だめですよぉ!……
麦茶に酢なんかいれちゃぁ!」
休憩時間。
みなさんにお茶を入れようとしていたら、歩くんがやってきて、ひとつの麦茶に酢をドバドバと入れた。
「僕もやりたくてやってる訳じゃないんだよ~祥ちゃんのためを思ってのことだもん」
祥太郎くんに飲ませる気ですか!つか、全然祥太郎くんのためを思ってやってませんよね!?歩くんがやりたくてやってるんじゃないですか!
ニヤニヤと歩くんは何やら怪しい顔で楽しそうに酢を入れてる。
私と直人くんはそれを苦笑いで見守った。
「僕のお菓子を食べた恨みは怖いんだぞ~」
それ、完全に復讐ですね!!