僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?



「僕、持ってくねぇ~」



そう言って、歩くんは笑顔で麦茶とお菓子が乗ったお盆を運んで行った。



ここのバイトの人、なにするかわかんないので恐ろしいですね……ι



「はいど~ぞ」



歩くんはテーブルに麦茶やお菓子を並べていった。



酢入り麦茶はもちろん祥太郎くんの目の前に置いた。



「お、俺ちょっとトイレに……」



直人くんはそう言って立ち上がり行ってしまった。



ずるい!逃げましたなぁ!!



「いっただきまぁ~す」



私がハラハラしているのに対して、歩くんは何事もないかのようにお菓子をおいしそうに食べ始めた。



ついに、祥太郎くんは酢入り麦茶を手にとった。



そして、コップを口の前に持ってきて………コトッと再びテーブルに置き戻した。



酢入りだってバレましたか!?









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