僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
「ひでぇなぁ、忘れたのか?あの2人で燃えた夜を……」
「そんな夜、過ごした覚えありませんっ!」
なに勝手に話を作ってるんだか!
「あのー……、歩さんを…」
すっかり忘れてたこの3人組の存在。
歩くんを呼ぶべきか悩んでいたところ。
「おめぇら歩くんのなに?」
祥太郎くんは私の頭にあごを乗せながら言った。
「俺らは歩さんとは」
「よく言えば、子分」
「悪く言えば、パシリ」
「「「みたいな感じです!!」」」
どちらもあまり変わらない気がするのは私だけでしょうかねぇ?
ってか
「歩くんって何者なんですか……?」
「不良少年だったとか……?」
祥太郎くんも私と同様に驚いている様子。
「俺らだけじゃない!」
「みんなが歩さんを慕っていますから!」
「なんたって喧嘩めちゃくちゃ強いっすからね!!」
け、喧嘩……。
歩くん、あんなかわいい顔して……キャ、キャラが……。