僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?



3人組は、悲しそうな背中を向けて帰っていった。



ホントに歩くんのことがみんな好きで戻ってきて欲しかったんだと思う。



……歩くんも悲しそうな顔をしてた。




「私!歩くんのこと探してきます!!」



「あ、唯!!」



私は歩きずらいビーチをダッシュで走った。



熱い砂が私のビーチサンダルや指の間に入る。



海水浴に来ている人が多すぎて歩くんがなかなか見つけられない。



歩くん、どこですか?



歩くんは地元の人……きっとあまり人目のつかない穴場にいる。



私はそう感じた。











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