僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
心臓もたなくなりそう。
「はぁ?なに遠慮してんの?」
遠慮ってか……っ!
私が無理だから
「祥太郎」
直人くんが言った。
祥太郎くんは立ち上がり、直人くんを見た。
「俺が連れてく。俺がバレーなかんか誘ったから。俺が悪い……ごめん」
「そんな直人くんのせいじゃないです!」
「ううん、俺に連れていかせて」
直人くんがそう言ったとき、祥太郎くんの顔色が変わった。
「んじゃ直人、頼んだわ」
祥太郎くんはそう言ってどこかに行ってしまった。
「ちょっと、祥太郎!?」
明里さんは急いで祥太郎くんを追いかけた。
チクッ――…
胸が締め付けられた。
足より
胸が痛い。
何だろうこの気持ちは
ポッカリ
胸に穴が開いた様。