僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
結局、あまり眠れずに夜が明けた。
私はボーッとしながら着替えて、部屋を出た。
ガチャ―…
私が部屋のドアを開けたと同時に向かいの祥太郎くんの部屋のドアも開いた。
また心臓が跳ねた。
祥太郎くんは眠そうにアクビをした。
少し寝癖がたっているのがかわいい。
「おはようございます」
「あ?おう」
祥太郎くんは今私の存在に気付いた様子。
「足、大丈夫か?」
「ん~、少し痛みますが、これくらい平気です!」
「そっか、無理すんなよ」
ふっと祥太郎くんが笑って私の頭にポンッと手を置いた。
「は、はいっ」
私はドキドキがバレないように慌てて言った。