僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
「つか、寝てないの?目ぇ隈できてる」
祥太郎くんは私の顔を覗き込みながら言った。
「えぇ、まぁ。いろいろとありまして……」
私は目を逸らしながら言った。
その時、祥太郎くんの顔色が変わった。
私はグイッと腕を引っ張られて、祥太郎くんの部屋へと入れられた。
ペタンと私は床に座らされ、祥太郎くんは私の腕を掴んだまま目の前に座った。
近い……。
「いきなり、どうしたんですか?」
「なにがあった?」
祥太郎くんは私の質問をスルーして私にたずねた。
なんて言えばいいのかわからない。
黙ってる私を見て、祥太郎くんがまたたずねてきたた。
「直人に告られた?」
ドキン――
図星をつかれた私はパッと祥太郎くんの顔を見た。