僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
「それより…」
明里さんはバンッと私を壁におし当てた。
「色目なんか使って祥太郎に近づかないでくれる?」
ななっ!なんですか!?この昼ドラチックなドロドロシーンはっ!!
「別に、色目なんか…使ってません」
「うそ!!」
明里さんは大きな声で怒鳴った。
周りのビーチにいる人たちがチラッとこちらをみた。
「じゃあ、ビーチバレー大会のあれはなに!?あの祥太郎はっ!?ムカつくムカつくムカつく!!」
明里さんは私の胸ぐらを力強く掴んできた。
こわ……。
なにこの状況……。私なにもしてないんですが。
もう、なにがなんだかさっぱり。
わかることは1つだけ。
この状況は非常にやばい。