僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?




「あつぅ~」



私はアイスを頬張りながら扇風機を陣取る。



「暇なら夏休みの宿題終わらせたら?あと2週間ないのよ」



お母さんが忙しそうに掃除機をかけながら言う。



あと2週間……。



早いなぁ。



1ヶ月も向こうにいたんだぁ。



「てか、エアコンつけてよぉ」



「今、掃除してるの!換気よ!換気!」



お母さんはプンスカ怒りながらいう。



バイト先では、エアコンついてなくても全然平気だったのに……。



「あぁーーっ!ひま!!」



私はケータイを開いて、親友に電話をかける。

















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