僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
「うえぇぇぇっ!!なにそれ!うらやましい!」
うるさいくらい苗の声が響く。
「なんじゃそらぁ……西野くんといいバイトの人たちといい」
わなわなと早苗は私以上に混乱している様子。
「ずるいぞ!」
「……でも、絶対に嫌われた。」
早苗とは逆に私はどんどん暗くなっていく。
「どうして?」
「その……祥太郎くんの幼なじみ?の子にキレちゃった。」
「え゛、キレたって……またあの」
私は早苗に頷いた。
「どうしても、キレると昔の血が騒いじゃうんだ……」
私は目に涙をためた。