僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
◇僕一番
【僕一番】
「さぁ、じゃんじゃん食べてね♪」
ドンッと目の前に置かれた大量のごちそう。
「は、はぁ……」
それを目の前にして、顔をひきつる祥太郎くん。
「ふふっ、遠慮しないでね。唯の彼氏さん♪」
「お母さぁんっ!!」
かかか、彼氏って!!
数時間ほど前に私と祥太郎くんは結ばれた。
まだ、慣れないよぉ……。
「さぁ~忙しい、忙しい♪」
お母さんはルンルン気分ってな感じでキッチンへ向かって行った。
「もぉ~」と私が頬を膨らましてたら
「なに照れてんだよ。俺は彼氏じゃねぇの?」
祥太郎くんがまた意地悪な笑みを浮かべて私の顔を覗いてきた。