僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
「俺は、いないー」
「えっ!?めちゃめちゃ以外です!ってきり3人ほど……」
「えー?酷いなぁそんなに俺軽くないから!」
「直くんは夏にはにが~い思い出があるもんねぇ~」
「歩くん余計なこと言わないでよー」
「えっ!一斉に3人の彼女に3又がバレたとか!?そんで修羅場に……」
「違うから!つか、俺3人もいたことないからね!?」
「歩くんはどうなんですか~?」
「うわ!スルーされた!」
「僕~?僕はね~……」
歩くんは回ってきたボールを抱え込んだまま俯いてた。
くらっ!なんか暗い!
「あ、歩くんはつい最近年上の女に騙されたんだよ」
直人くんはコソッと私に言った。
「えっ!?悪いこと聞いちゃったかな?」
歩くんは空を見上げてたそがれて、
「まぁ、いろいろあったんだよ~」
とびっきりの笑顔で言った。
こわっ!
その笑顔が逆にこわいです!