僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
「まっ、俺もねぇな。あの女は。明らかに性格悪そうだし。祥太郎もよくやってられるよなぁ」
「ふーん。」
みんないろいろあるんだなぁ。
大変な年頃なこと。
私は4ヶ月ほど付き合ってた彼氏とは高校が別になったと同時にわかれた。
未練なんてなかった。最後の方なんてお互いに愛を感じなかった。
それから、高校に入学して彼氏はもちろん気になる人もいない。
だけど、楽しい高校生活を送れてるから私はそれで満足だ。
……なんて私は思いに耽っていた。
「「唯ちゃん!危ない!」」
「えっ……」
いきなり目の前が薄暗くなった。
そして、
ザブーン――……