僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
「「ただいまー」」
「おう、おかえり……ってどうしたんだ唯!」
いっくんは慌てて駆け寄ってきた。
「ちょっと波に飲み込まれちゃって~」
歩くんがいっくんに説明した。
「まぁ、唯は昔っからどんくさいもんな!」
あははっといっくんは笑い、仕込みの続きを再開し始めた。
私はようやく直人くんに降ろして貰った。
「ごめんなさい。ありがとうございました。」
私がお礼を言うと、直人くんはニコッと笑った。
「かき氷でも食べるかー?」
台所からいっくんが言った。
「食べる~みんないちごに練乳たぁっぷりのあま~いやつねぇ!」
「やめろ……ι俺らを糖尿病にでもする気か」