僕 ハ 君 ノ 何 番 目 ?
「……ったく、ひでぇ話だ」
祥太郎くんはドカッと足を組んで偉そうに椅子に座った。
「「「すみません」」」
何故か私たちは正座させられている。
「あ゛?聞こえねぇなぁ?」
「「「すいやせんっしたぁぁあぁ!!」」」
3人で深々と土下座をした。
「俺の存在を忘れやがって!いい度胸してんなぁ!なぁ?」
「数ページ出ていらっしゃらなかったのですっかり……」
「しょうがねぇじゃねぇか!さっき目が覚めたんだから!やっと出番がきたよ!大体なぁ……」
「?」
祥太郎くんは顔を私に近づいた。
「お前、この俺を殴ってタダで済むと思ってんの?」
ちかっ……!
祥太郎くんはイジワルな笑顔を浮かべた。